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コラム●「ムハマド・ユヌス氏の講演を聞いて」
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 12月5日に武蔵野女子学院大学で開催されたムハマド・ユヌス氏の講演会を聞きに
行った。
 ユヌス氏はバングラディッシュでグラミン銀行という銀行とマイクロ・クレジット
という面白い金融システムを確立し貧困に苦しむ人に無担保・無保証人で低利・小額
の融資を行うことで事業を立ちあげてもらい、自立させるという手法で多くの人々が
自活して生活できるようにした。同時に住宅ローンも提供し40万戸の家を建てること
に成功した。
 彼は当時としては裕福な家庭に生まれたようだがアメリカの大学にフルブライト給
費生として留学し帰国後はバングラディッシュの大学で経済学博士として経済学を教
えていた。しかし、先進国で生まれた理論経済学をいくら教えていても傍らで毎日の
生活にも困る人々を見て何のための経済学かと思い、貧困に困っている多くの人々の
ために何ができるか考えた。村人40人近くが生活していくのに27ドルのお金が必要で
あることがわかったもののそのお金がない状況が判明したとき彼は自腹を切ってお金
を貸した。そうしたら、全額ちゃんと返済された。これを機に彼は銀行に働きかけ何
年もの交渉を得てようやくわずかづつであるが貸し出してもらうことに成功した。こ
の運動が拡大しグラミン銀行を今では1年間で25億ドルを多くの人々に融資する独立
した銀行に成長させた。
 講演会を主催した武蔵野女子学院大学の後援会のしどろもどろのあいさつとか段取
りの悪さにはずいぶん幻滅したが、祝辞を述べたバングラディッシュ大使のシャープ
な話し振り、そして壇上に登場したユヌス氏の威風堂々とした姿、物静かにたんたん
と理路整然にグラミン銀行の設立の経緯や苦労話などをゆっくりと、しかし力強く話
していく講演に私は終始目頭を押さえつつ、食い入るように聞いていた。すばらしい
講演だった。
 バングラディッシュという国は読者も「世界で最も貧しい国のひとつ」というイメ
ージがあるだろう。日本と似ている緑地に赤い丸の国旗の国でインドとガンジス河を
境にしてある小さな国である。ガンジス河が毎年大洪水を起こしその水害は計り知れ
ない。だが、その中で人々はユヌス氏のグラミン銀行プロジェクトによって着実に自
立し貧困のどん底からはいあがって行っているのだ。
 イスラム教国であり、厳しい戒律ゆえ日本以上に男尊女卑の社会、村社会が存在す
る。彼は中でも女性に自発的に事業を起こすよう働きかけ小さな家内制手工業の企業
から携帯電話ビジネスなどさまざまな仕事を女性がするようしていくことにも成功し
た。
 また、貧困の人たちでありながら、彼の貸し出したお金を踏み倒さずにちゃんと返
す村人の姿勢に、私は日本ではそのようなことは今は難しいだろうなと恥ずかしい感
じもした。1974年に始めたこのプロジェクトは24年を経た。彼は34歳のときにこの仕
事を始めた。でも、私もそんなことが行われていることさえ今まで知らなかった。グ
ラミン銀行のシステムはバングラディッシュにとどまらず60カ国で実践されていると
いう。
 彼は、資本主義の経済社会を認めその中において貧困な人々を救う方法があること
を示した。「個人の利益だけを考えるのでなく社会の利益を考える社会こそがあるべ
きだ」という彼の話をぜひ、貸し渋りでひたすら自分達の利益だけを追求する日本の
大手銀行の方、小渕首相、大蔵省、自民党、その他野党の政治家も聴いて欲しいと思
った。彼ほど純粋な気持ちで自らの行動を位置づけ進んでいこうとする人、特に政治
家が今の日本にはどうもいないような気がする。
 知性と信念を持つ人の話は本当に人の人生を変えてしまうほど強烈だしすばらしい
。小渕首相や菅直人の話、日本の政治家の話がユヌス氏の話ほど私の心を動かさなか
ったことは残念だ。江沢民が愛想をつかしたのもわかるような気がする。
 会場はユヌス氏の講演が終わると嵐のような拍手が鳴り止まなかった。
「ムハマド・ユヌス自伝」(早川書房刊2000円)ぜひ読んでみてほしい。尊敬!!
(内海君:小市民)

 
● 13年を超えて今、御巣鷹山事故を再検証
 昭和60年8月12日午後6時12分、羽田空港から大阪空港へ向けて飛び立
った日本航空のジャンボジェット旅客機が、32分間の迷走の末に行方不明にな
った。この日本航空123便が御巣鷹山中に、墜落していた。単独機の墜落事故
としては世界最大の520名もの犠牲者を出した大きなものだった。。
 事故原因は、運輸省航空事故調査委員会の事故報告書によって、事故よりさら
に7年前におきたしりもち事故後の修理ミスによる圧力隔壁の疲労破壊が原因と
された。
 この事故を覚えているだろうか。もう13年も前のことで、世間にもマスコミ
にも忘れられたかに見えているが実はそんなことはなく、事故の真相は別のとこ
ろにあったのではないかということで盛り上がっている。
 日本国内の定期航空運送事業6社の、航空機運航に従事する7つの乗員組合団
体で組織される、日本乗員組合連絡会議は123便事故調査報告書にある事実隠
しがあるとし、事故の再調査を訴えている。
 中には、自衛隊機との衝突事故を隠蔽したというホームページまであるのだ。
 僕たちにとっては事故は過去のことだが、いまだ事故は終わっていない人も多
いのだろう。

○ 日本乗員組合連絡会議:事故調査は再発防止のために 、123便事故調査報告書
にある事実隠しとは・・
http://www.phenix.or.jp/jffcu/issue/jikobousi/INDEX~1.HTM

○ 日本乗員組合連絡会議:「日航123便に急減圧はなかった」
http://www.phenix.or.jp/jffcu/issue/genatsu/MOKUJI~1.HTM

○ 日航123便墜落事故の疑惑
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tatumi/jal123/jal123.htm

○ 御巣鷹山事故の真相
http://www2.bsk.ynu.ac.jp/~L-Sekine/osutaka3.html